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ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)は、コショウ目に属する植物の科である。クロンキスト体系および新エングラー体系ではウマノスズクサ目に属していた。熱帯に多く、温帯(東アジア・北米・ヨーロッパ)にかけて世界に6属約600種が分布し[2]、日本にはウマノスズクサ属とカンアオイ属が自生する[3]。また、カンアオイ属をフタバアオイ属、ウスバサイシン属及びカンアオイ属などに分ける意見もある[4]。花は3数性をしめし、両性で、大部分は花弁がなく(一部のものは花弁3枚)、萼は合生して筒状(先が3裂する)、ラッパ状または細長い管状になる。おしべは6または12本のものが多い。子房下位または半下位。
Lactoris fernandeziana ・ヒドノラ亜科・ウマノスズクサ亜科・カンアオイ亜科の4グループに分けられる[5]。Lactoris fernandezianaはラクトリス科、ヒドノラ亜科はヒドノラ科に分離することもある。
日本に分布するウマノスズクサ属とカンアオイ属については下記の点で区別できる。
項目 ウマノスズクサ属 カンアオイ属 植物体 つる性草本または低木 多年草 花弁 ない 普通はないが、まれに小型のものがある 萼 左右相称 放射相称 萼片 筒状に癒着 上部は離れるが、下部は筒状または鐘形で癒着する 雄蕊 6本、柱頭に合着する 普通は12本だが、まれに6本、柱頭には合着しない精油を含み、漢方薬やヨーロッパのハーブ・民間薬として使われたものもある。しかし有害成分アリストロキア酸(腎毒性、発癌性がある)を含むものが多く、薬害が問題になった。
ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)は、コショウ目に属する植物の科である。クロンキスト体系および新エングラー体系ではウマノスズクサ目に属していた。熱帯に多く、温帯(東アジア・北米・ヨーロッパ)にかけて世界に6属約600種が分布し、日本にはウマノスズクサ属とカンアオイ属が自生する。また、カンアオイ属をフタバアオイ属、ウスバサイシン属及びカンアオイ属などに分ける意見もある。花は3数性をしめし、両性で、大部分は花弁がなく(一部のものは花弁3枚)、萼は合生して筒状(先が3裂する)、ラッパ状または細長い管状になる。おしべは6または12本のものが多い。子房下位または半下位。