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コショウノキ ( Japanese )

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曖昧さ回避コショウ」とは異なります。
コショウノキ 花を付けたコショウノキ、鈴鹿山脈の藤原岳(三重県いなべ市)にて、2016年3月5日撮影
3月に開花したコショウノキ、藤原岳三重県いなべ市)にて
分類APG III : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots 階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots 階級なし : バラ類 rosids 階級なし : アオイ類 malvids : アオイ目 Malvales : ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae : ジンチョウゲ属 Daphne : コショウノキ D. kiusiana 学名 Daphne kiusiana Miq.[1] 和名 コショウノキ 変種

コショウノキ(胡椒の木、学名Daphne kiusiana Miq.[1])は、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属分類される常緑小低木の1[3]和名は、果実がコショウのように非常に辛いことに由来する[4]

特徴[編集]

雌雄異株[4]高は0.5-1 mでまばらに分かれする[3]樹皮は褐色で[3]強じんで無毛[4]は長さ6-10 cmの倒披針形でやや柔らかい革質(無毛[5])で互生[3]、枝先に集まる[5]ジンチョウゲより葉先はよく尖り、最大幅は先寄り、葉柄は長さ1-5 mm、表面の側脈は不明瞭だがわずかに浮き出る[5]。昨年の枝先に[4]芳香のある頭状に付ける[3]は白い筒型で外側に細毛があり、先が4裂する[3]花柄に短毛がある[4]。開花時期は3-4月[3]果実液果[4]、長さ約1 cmの広楕円形で、6-7月に赤く熟し、辛味がある[3]種子は長さ約5 mm[6]

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    白色の筒状のの先が4裂する

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    赤色の広楕円形の液果

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    倒披針形のが枝先に集まる

分布と生育環境[編集]

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山地下に生育する常緑小低木のコショウノキ

朝鮮半島南部の日本[3]の温暖帯にやや稀に分布する[5]変種タイワンコショウノキ(学名:Daphne kiusiana Miq. var. atrocaulis (Rehder) F.Maek.[2]、中国名:毛瑞香)が、中国台湾に分布する[7]

日本では、本州関東地方南部以西)、四国九州[3]屋久島種子島トカラ列島奄美大島徳之島沖縄伊平屋島魚釣島[8]に分布する。

山地丘陵地下に生育する[3]

種の保全状況評価[編集]

日本では、以下の多数の都道府県によりレッドリストの指定を受けている。瀬戸内海国立公園の特別地域内などで採集が禁止される植物に指定されている[9]

大韓民国では、済州市の『善屹里のコショウノキとコタニワタリの群落』が、済州特別自治道の記念物に指定されている。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “コショウノキ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “タイワンコショウノキ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). ^ a b c d e f g h i j k 林 (2011)、501頁
  2. ^ a b c d e f 牧野 (1982)、355頁
  3. ^ a b c d 林 (2014)、493頁
  4. ^ 田野フィールド種子標本”. 宮崎大学農学部附属フィールド科学教育研究センター. ^ 毛瑞香(变种)” (中国語). 中国科学院昆明植物研究所. ^ a b 改訂版 レッドデータおきなわ-菌類編・植物編- (PDF)”. 沖縄県. pp. 116 (2017年10月28日閲覧。
  5. ^ 国立公園、国定公園の特別地域において許可を受けなければ採集、又は損傷してはならない高山植物その他これに類する植物 (PDF)”. 愛媛県. pp. 93. ^ コショウノキ”. 東京都. ^ 改訂版 福井県の絶滅のおそれのある野生動植物、維管束植物解説 (PDF)”. 福井県. pp. 336 (2017年10月28日閲覧。
  6. ^ コショウノキ (PDF)”. 岐阜県. ^ レッドデータブックとっとり改訂版(2012年3月発行) (PDF)”. 鳥取県. pp. 17 (2017年10月28日閲覧。
  7. ^ 京都府レッドデータブック2015、コショウノキ”. 京都府. ^ 維管束植物 (PDF)”. 大阪府. pp. 7. ^ 全上重要なわかやまの自然―和歌山県レッドデータブック―【2012改訂版】 (PDF)”. 和歌山県. pp. 55. ^ 千葉県レッドリスト−植物・菌類編(2017年改訂版) (PDF)”. 千葉県. pp. 18. 参考文献[編集]
    • 林弥栄 『日本の樹木』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、ISBN 978-4635090438。
    • 林将之 『樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、ISBN 978-4635070324。
    • 牧野富太郎 『原色牧野植物大図鑑』 北隆館、1982年7月。ASIN B000J6X3ZE。

    関連項目[編集]

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