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ナイフフィッシュ ( Japanese )

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ナイフフィッシュ Chitala chitala Thomas.jpg
Chitala chitala
分類 上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata : 条鰭綱 Actinopterygii : アロワナ目 Perciformes 亜目 : ナギナタナマズ亜目 Notopteroidei : ナギナタナマズ科 Notopteridae : ChitalaNotopterus
PapyrocranusXenomystus 英名 Knifefish、Featherback

ナイフフィッシュとは、

  1. アロワナ目ナギナタナマズ科(オステオグロッスム目ノトプテルス科)に分類される魚の総称で、ナギナタナマズともいう。この項で後述。
  2. デンキウナギ目に分類される魚の総称。デンキウナギで後述。

ナギナタナマズとは、アロワナ目・ナギナタナマズ科(オステオグロッスム目・ノトプテルス科)に分類されるの総称。和名に「ナマズ」が入っているが、ナマズとは別の仲間に分類され、アロワナに近い仲間の古代魚である。

体は縦に平たく、背中がせり出し、尾の部分は上に向かってすこし反っており、尻びれと尾びれはくっついている。成体の体長は20cmほどのものから1m前後に達するものまで、種類によって差がある。

体が平たくナイフのようであることから、「ナイフフィッシュ」「フェザーバック」という英名がある。

デンキウナギ目の魚もナイフフィッシュと呼ばれるが、外見の類似に由来する呼称であり類縁関係は無い。ナギナタナマズ科の魚と異なり鱗と背びれを欠くのがデンキウナギ目のナイフフィッシュの特徴である。またデンキウナギ科の魚は南米に分布するのに対し、ナギナタナマズ科の魚はアフリカ東南アジアに分布する。

川や池に生息し、大きな口で魚や甲殻類を捕食する肉食性の淡水魚である。日本では熱帯魚として輸入・飼育されるが、生息地では食用魚でもある。


分布[編集]

アフリカとアジアに分布する。アフリカ起源と考えられていたが、その移動経路が謎であった。近年のDNAに基づいた研究から、白亜紀におけるインド亜大陸の北上によってアフリカからアジアに移動したと示唆されている。

おもな種類[編集]

ナギナタナマズ科[編集]

  • スポッテッド・ナイフフィッシュ(学名Chitala ornata
  • ロイヤル・ナイフフィッシュ(学名Chitala blanci
  • アフリカン・ナイフフィッシュ(学名Xenomystus nigri

デンキウナギ目[編集]

  • グリーン・ナイフフィッシュ(学名Eigenmannia virescens
  • トランペット・ナイフフィッシュ(学名Rhamphichthys rostratus

関連項目[編集]

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ナイフフィッシュ: Brief Summary ( Japanese )

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ナイフフィッシュとは、

アロワナ目ナギナタナマズ科(オステオグロッスム目ノトプテルス科)に分類される魚の総称で、ナギナタナマズともいう。この項で後述。 デンキウナギ目に分類される魚の総称。デンキウナギで後述。

ナギナタナマズとは、アロワナ目・ナギナタナマズ科(オステオグロッスム目・ノトプテルス科)に分類されるの総称。和名に「ナマズ」が入っているが、ナマズとは別の仲間に分類され、アロワナに近い仲間の古代魚である。

体は縦に平たく、背中がせり出し、尾の部分は上に向かってすこし反っており、尻びれと尾びれはくっついている。成体の体長は20cmほどのものから1m前後に達するものまで、種類によって差がある。

体が平たくナイフのようであることから、「ナイフフィッシュ」「フェザーバック」という英名がある。

デンキウナギ目の魚もナイフフィッシュと呼ばれるが、外見の類似に由来する呼称であり類縁関係は無い。ナギナタナマズ科の魚と異なり鱗と背びれを欠くのがデンキウナギ目のナイフフィッシュの特徴である。またデンキウナギ科の魚は南米に分布するのに対し、ナギナタナマズ科の魚はアフリカ東南アジアに分布する。

川や池に生息し、大きな口で魚や甲殻類を捕食する肉食性の淡水魚である。日本では熱帯魚として輸入・飼育されるが、生息地では食用魚でもある。


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