ハナシノブ科(Polemoniaceae)はツツジ目の科の一つ。
世界に25属400種ほどあり、すべて草本である。北米に多く、南米アンデス地方や、アジアやヨーロッパの温帯地方にもあり、日本では九州地方にハナシノブが自生している。シバザクラ、キキョウナデシコ(フロックス・ドラモンディ)、クサキョウチクトウ(フロックス・パニキュラータ)などは、観賞用に以前から栽培されているが、近年、コベア、ギリア、ポレモニウムなどの草花も作られるようになってきた。
APG分類体系ではツツジ目とされているが、クロンキスト体系ではナス目、新エングラー体系ではシソ目に分類される。