アズキナシ属(アズキナシぞく、学名:Aria、和名漢字表記:小豆梨属)はバラ科ナシ亜科の属の一つ。バラ科ナシ亜科のナナカマド属に含め、同属のAria亜属とされる場合もある[1]が、ナナカマド属と異なる独立属とする見解[2]がある。YListではアズキナシ属を標準としている。
落葉性の高木または低木。葉は互生し、単葉で縁に鋸歯がある。花序は枝先に複散房状につく。花は両性で、萼裂片は5個、花弁は5個。雄蕊は15-20個。花柱は2個[3]で子房は完全に合着する。果時には萼裂片は落ちて宿存しない。果実には皮目がある。
アジアに34種知られ[2]、日本には2種が生育する。