(本文参照)
英名 Paradise fish
タイワンキンギョ(台湾金魚、Macropodus opercularis)はスズキ目オスフロネムス科の淡水魚である。
英名ではパラダイスフィッシュ(paradise fishまたはparadise gouramis)、沖縄方言ではトゥーイュ (国頭・名護)、ドゥビーラ (首里・西原・佐敷)、トウギョ (国頭)と呼ばれる。
なお、名前に「キンギョ」とあるが、コイ目のキンギョとは無縁の魚である。
全長7-8cm。体は側扁している。また、尾鰭の後縁は深く切れ込んでいる。
日本では沖縄県と鹿児島県から報告がある。国外では台湾、福建省より南の中国、東南アジアなどに分布している。 日本での分布は自然分布ではなく国外から持ち込まれて分布しているとされるが、最近は減っている。
本種は河川の下流域の川の流れが緩やかなところや、水田に生息している。 オスは浮草の間に泡で巣を作る。オスとメスは抱き合うように産卵、放精し、卵と稚魚はオスが保護する。
本種はベタやキノボリウオなどと同じようにラビリンス器官をもっているため、比較的酸素の少ない水でも生活できる。